BMWカフェレーサー
(2016年2月24日完成)


1984年鈴鹿8耐でBMW R80改で出場して以来、自作で街乗りできるカフェレーサーを作ってみたいと考えていました。32年ぶりに実現!

一番のこだわりは、シートです。
1960 年代から70年代のレーサーは、タンク幅が細く長くそれに合わせてシート幅も同じく細く小さくシートエンドが半球型が主流でした。しかし今回のタンクはノー マルタンクを使用したためシート幅を同一幅にしシートエンドも長めに制作。シートストッパーは開閉式に。シート内小物入れは約5L。

二番目にこだわったところは、フルカウリングです。
大半のカフェレーサーはドカティのイモラタイプで、ハーフカウルが多く、面白くないのでフルカウルにこだわりました。

三番目のこだわりは、バックステップです。
BMW R80改で8耐完走後、当時ミントレーシングのチーフメカニックでもありBMW R80改の制作者でもある(故:柳沢氏)から頂いたステップをそのまま装着。

その他、デザイン、塗装、カウル・シート加工、修正など全て自作。 安全に走るため保安パーツはもちろんの事、サイドスタンド、センタースタンドに至るまで実際に街乗りするために必要な装備はすべて装着。

 

マフラーはステンチューン製、リアショックはホワイトパワー製

 

ケイヒン製FCR39mmキャブのおかげでトップギアで8500RPMまで力強くストレスなく回ります。

 

フルカウル仕様によるオーバーヒート防ぐ為、ロアアンダーカウルとオイルクーラーを装着しました。これにより夏場も8,000回転以上回しても問題ありません。

 

ケイヒン製FCR39mmキャブレターの37mmと39mmどちらを使用するか迷ったのですが、39mmのほうが高回転の吹き抜けと力強さが非常に良い為、39mmを採用しました。
(街乗りを重視するなら低中速が力強い37mmをオススメ!)

 

エンジンはBMW R80の為、シリンダーヘッドの吸排気系のポート研磨をすることで、より軽く回るエンジンに仕上げました! とにかくケイヒン製FCRキャブレターはおもしろい程、走りに応じたセッティングが可能です。

 

バックステップキットは84年鈴鹿8耐で当時使用していたものを装着しました。

 

 


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